ふたりのひとりごと

ARTICLE PAGE

四十歳、未婚出産



 ポリエです。

 垣谷美雨著「四十歳、未婚出産」を読みました。


   


 タイトルそのままの内容です。


 40歳独身女性が彼氏でも何でもない、

 職場の同僚とはずみで関係も持ち、妊娠。

 産むか産まないか、産んだらどうなる??

 

 「仕事をしている女性の妊娠に対する日本社会というもの」

 がわかりやすく描かれ、

 男尊女卑、白人信仰、教育問題にも触れています。

 その内容は実社会に迫っていたのではないかと思います。

 面白く、

 また、対応の一案として情報が詰まった小説でした。

 垣谷さんの小説の良いところは、

 めでたしめでたしにはならないところ。

 オールオッケーではないんですね。

 そこがまた読み応えあります。社会派ですしね。


 それにしても、男性と女性それぞれの本音が、

 嫌みったらしく書かれている部分も含め、

 現実なのかなと思いました。

 こどものことでなりふり構わず人を利用しようとしてしまう主人公の思考回路も

 突飛ではあるけれど、分からなくもないかなと思ったり。

 主人公の母親もですが。


 主人公の同級生の寺の住職がとても良いキャラクターで、

 和みました。方言なのもよかった。

 
 ラストは、主人公の母親の、亡き夫への語り掛けで終わります。

 母とはこういう生き物だと苦笑しました。


 
 


 
広告はじめますた。