青白く輝く月を見たか?
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ポリエです。

森博嗣著 「青白く輝く月を見たか?」を読みました。
Wシリーズ6作目です
これは1から読むのがおススメです。
まず、本編と関係ないところで慄いたのが、字の小ささ(笑)
講談社タイガ文庫め…
細胞を取り換え取り換え生きられるようになった人間、
人工知能を携え、演算し学習する、外見は人間とかわらぬウォーカロン。
その差は何なのか?
世界を旅するハギリ博士ですが、今回は北極海へ。
沈黙する潜水艦ブルームーンに積まれたス―パ・コンピュータ「オーロラ」の調査。
毎回読み始めは理解できるだろうか?と心配になるのですが、
物語が進むにつれ面白くて面白くて、
そんな心配もなんのその。
何度も繰り返し読んで、理解して読み進めたらより面白くなるから
一生懸命読んじゃいます。
端的に分かりやすく書かれてるとも思うんですけどね。
文系の私には、単語からして馴染みがないので(´・_・`)
今回は、人工知能がその頭の良さから人を気遣う場面が出てきます。
その驚きと言ったら…
演算ではじき出した、揺らぎのある人間の思考回路パターンと、
それに対する対処法。
人工知能によるアウトプットが人間を圧倒し、
それが続けば称賛から妬みに変わるだろう。
続けることができるのが人工知能だから、
私はあえて休むのだ。
なんだか。
今この社会において、私自身の日常において、
学ぶべき姿勢、考え方だなあとハッとしたのでした。
余裕のない時こそ冷静にならねばならない。
そう思ったのでした。