ふたりのひとりごと

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ミッドナイトジャーナル




 ポリエです。


 本城雅人著「ミッドナイト・ジャーナル」を読みました。


      

 児童誘拐殺害事件を追いかける新聞記者の話。

 7年前の児童誘拐殺害事件で誤報を打ち、支局に飛ばされたが、

 新たな女児誘拐未遂事件が起こり、

あれは誤報ではなかったのではないか?という疑念が持ち上がる。

 第38回吉川英治文学新人賞受賞作。



 この吉川英治文学新人賞や吉川英治文学賞受賞作品との相性がとても良い私は、

 喜々として読み始めました。

 事件の顛末についてはもちろんのこと、

 誤報に携わった記者それぞれのその後が丁寧に描かれている点や、

 反目し合いながらも、事件の真相を知るという目標に向かって

 チームでの自分の役割を全うしようとする記者たちの姿に

 かなり心熱くなりました。

 若手、中堅、ベテラン、男、女。

 登場人物に命が吹き込まれていて無駄がなかった。

 うん、ほんと面白かった!おすすめです。

 警察との丁々発止の掛け合いも楽しめました。

 
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