ふたりのひとりごと

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フーガはユーガ



 ポリエです。


     

 伊坂幸太郎著「フーガはユーガ」を読みました。


 デビュー作「オーデュボンの祈り」が文庫化された時に、

 初めて伊坂作品を読んで以来のファンです。 


 毎回何かしらの読書記録を残していて、

 大概、おもしろい、やられた、

 伏線がみごとに回収されてすばらしい、

 キャラが魅力的で愛らしい…などべた褒めなのですが、

 今回は…今回は厳しかった。


 話の展開の面白さや、伏線の回収はいつも通りでしたが、

 小説の世界が過酷過ぎて目をそむけたくなるようなことばかりでした。


 親からの虐待、ネグレクト、学校でのいじめの描写、

 見世物に使われる人間etc.



 現実世界を反映しているのかもしれないけれど、

 なんでしょう、心がぐっさり傷つきました、

 というのが正直な感想かもしれません。

 読み返せないし、誰かにおすすめもできない。

 
 「火星に住むつもりかい?」「ホワイトラビット」 

 なんかも暴力と支配による描写がきつくて、

 うう~む…と思っていたのですが、

 今後もこういう感じになっていくのかなあ?

 そうだとしたら残念です。



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